【1月28日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は28日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第6シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)を6-3、6-2、3-6、6-3で下し、男子歴代最多となる四大大会(グランドスラム)21勝目にあと1勝と迫った。

 盤石な戦いぶりでベレッティーニを2時間55分で退けた35歳のナダルは、第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)と第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)の勝者と30日の決勝で対戦する。

 ナダルは現在、全豪オープンの開幕前日に国外退去となったノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、けがで今大会を欠場しているロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の二人とグランドスラム通算20勝で並んでいるが、これで単独最多の21勝目、そして2009年以来となる自身2度目の全豪オープン制覇に王手をかけた。

 6度目の全豪オープン決勝進出となったナダルは「キャリアの中にはけがでやや不運な時期もあったが、ここでは何度か素晴らしい決勝を経験した。2012年のノバク戦と2017年のロジャー戦はすごく惜しかったし、何度かあと一歩まで迫った」と振り返った。

「2009年に一度優勝できたのはとても幸運だったと感じるが、2022年にもう一度チャンスが来るとは思いもしなかった」と語り、「だから、とにかくきょうの勝利をかみしめ、決勝でもベストを尽くそうと思う」と意欲を示した。(c)AFP