【1月28日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)史上最高の司令塔の一人である、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)のQBベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)が27日、現役引退を表明した。

 スティーラーズ一筋で18年のキャリアを過ごした39歳のロスリスバーガーは、2004年のNFLドラフトで全体11位指名を受けてリーグ入りを果たし、プレーオフには12回出場して2006年と2009年にスーパーボウル(Super Bowl)を制した。

 自身のツイッター(Twitter)に投稿した動画の中で、「ロッカーを片付け、スパイクを脱ぐときが来た。これからも妻と子どもたちに自分の全てをささげ続ける。心からの感謝とともにフットボールから引退する」と語った。

 スティーラーズは16日、カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)とのワイルドカードゲームに21-42で敗れ、プレーオフから敗退。試合後にロスリスバーガーは引退をほのめかしていたため、今回の発表は予想されていた。

 ロスリスバーガーは18年にわたるキャリアで負け越したシーズンは一度もなく、これはリーグ記録となっている。

 また、8443本中5440本のパスに成功してリーグ歴代5位の合計6万4088ヤードを稼ぎ、タッチダウンパスも同8位の計418本を記録。さらには計515回のランで通算1373ヤードもマークし、自らの足で20回のタッチダウンを決めた。

 ルーキーシーズンにはいきなりチームのプレーオフ進出に貢献し、2006年のスーパーボウルではQBとして史上最年少の23歳で優勝を果たした。(c)AFP