【2月6日 AFP】英イングランド北部にあるローマ時代の遺跡「ハドリアヌスの城壁(Hadrian's Wall)」の建設が開始された西暦122年から、今年で1900年を迎える。

 国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産であるこの城壁は、ローマ皇帝ハドリアヌス(Hadrian)が北方からの敵を防ぐ目的で、ローマ帝国の北限だったこの地に6年をかけて建設した。

 全長は、ソルウェー湾(Solway Firth)からタイン川(Tyne River)沿いのウォールズエンド(Wallsend)まで約117キロ。城壁には80か所以上の砦(とりで)、17か所の大きな要塞(ようさい)が設けられた。(c)AFP