【1月26日 CGTN Japanese】トンガ沖の海底火山「フンガトンガ・フンガハアパイ」で15日、大規模な噴火が発生し、それに伴う広範囲の津波も発生。同国では海底光ファイバーケーブルが損傷しました。中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ、CMG)は25日、海底ケーブルを所有するトンガ・ケーブル・リミテッドのサミウエラ・フォヌア会長に独占インタビューしました。  

 フォヌア氏によりますと、海底ケーブルの修理船が現在、パプアニューギニアからサモアへ向かっています。1週間ほどで到着し、来週から復旧作業が始まることが期待されています。現時点では海底ケーブルの損傷の程度は判断できず、損傷がひどくなければ復旧までに1~2週間かかり、早ければ2月第2週には通信を再開できるとのことです。  

 フォヌア氏は、海底ケーブルの復旧に必要な費用について、「国際ケーブルだけでなく、トンガ国内の光ケーブルも損傷した。全体の復旧費用は100万ドルを超えるだろう」との見通しを示しました。  

 フォヌア氏によりますと、トンガでは通信事業者2社がサービスを提供しています。現在、衛星回線を利用した限定的なサービスで通話が可能です。海底ケーブルが完全に復旧するまで通信は限定的で、現在はこれが唯一の方法です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News