【1月27日 Xinhua News】中国北京市の清華大学は24日、同校が独自開発した新型エンジンを搭載したロケットが打ち上げに成功したと発表した。今回の成功は中国が新型エンジンの独自開発とエンジニアリングの達成能力を既に得たことを示している。

 テスト任務は24日午前11時半(日本時間同午後0時半)、2段式ロケット「清航・大興号」の推進で実施された。ロケットの1段目が分離された後、2段目がミッション対象エンジンを所定の高度と速度に押し上げた。エンジンの吸気口(エアインテーク)は高効率の吸気を実現し、燃料供給システムはジェット燃料を燃焼室に噴霧し、点火システムはスムーズに始動し、燃焼室とエンジンは安定して作動し、連続的な推力が得られ、テストは成功した。

 今回の飛行テスト任務と全体計画は、清華大学航天航空学院が打ち出し、王兵(Wang Bing)氏の研究チームがエンジン全体の設計を担当。北京中日イノベーション協力モデル区の重点企業、清航空天(北京)科技がエンジン全体の製造と組み立てを完了し、北京凌空天行科技が飛行装置の設計と任務実施を担当した。(c)Xinhua News/AFPBB News