【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は26日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第7シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は4-6、7-6(7-2)、6-3の逆転で36歳のカイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)に勝利し、自身初の大会制覇へ向けて準決勝に進出した。

 まだ20歳ながら安定感のあるシフィオンテクは、この試合では反発力も証明し、3時間1分の消耗戦の末に気持ちの強さを見せるカネピの快進撃を止めた。

 27日の準決勝では、第27シードのダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)と対戦する。コリンズは7-5、6-1でアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)を下し、3大会ぶりの4強入りを決めた。

 優勝した2020年の全仏オープン(French Open 2020)以降、四大大会(グランドスラム)のほとんどでベスト16以上に入っているシフィオンテクだが、4強入りはその全仏以来となる。この結果、大会後には世界ランキングが9位から4位まで浮上することが決まり、優勝すれば3位まで上がる。

 一方、世界115位でシフィオンテクが生まれる前からプロとしてプレーしているカネピも、16歳の年齢差をものともせずに奮闘し、2006年に初出場したグランドスラムで初の4強入りが見えた瞬間もあったが、最後は力及ばなかった。(c)AFP