【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は25日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)は、第17シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を6-4、6-4、3-6、3-6、6-2で下し、準決勝に駒を進めた。

 ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)での3時間49分にわたる過酷なナイトマッチで、25歳のベレッティーニは2セットアップから追いつかれながらも最終セットで2度のブレークに成功してモンフィスを退け、全豪オープンの男子シングルスで4強入りを果たした初のイタリア人選手となった。

 昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)で準優勝に終わったベレッティーニは、28日の準決勝で四大大会(グランドスラム)通算20勝で第6シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦する。

 ベレッティーニは試合後、26日の準々決勝で第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と顔を合わせる第11シードの同胞ヤニック・シナー(Jannik Sinner)について言及し「(全豪オープンの男子シングルスで準決勝に進んだ初のイタリア人になれて)信じられない気持ち。あすヤニック・シナーが2人目になってくれればうれしい」とコメントした。

 5セットマッチにおけるベレッティーニの戦績はこれで7戦6勝となった。

 一方、前哨戦のアデレード国際1(Adelaide International 1 2022)を制し、今大会では4回戦まで1セットも落としていなかった35歳のモンフィスは、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に敗れた2016年大会以来の全豪オープン準々決勝でまたもあと一歩及ばなかった。(c)AFP