【1月24日 CGTN Japanese】中国のネット上にこのほど、中部の河南省(Henan)●(さんずいに累)河市に住む、生まれつき左手の指がない4歳の男児が真剣に餃子作りを学ぶ映像が投稿され、感動を呼んでいます。

 森森ちゃんは、先天性の発育不良で、生まれつき左手の指がありません。母親の陳さんが餃子を包んでいるのを見て、教えてと頼みました。森森ちゃんにとって、餃子包みは、同年齢の健常者に比べて難しいものですが、諦めようとしません。母親を見ながら小麦粉を練り、皮を延ばし、完成した餃子をうれしそうに食べていました。

 陳さんは、恐竜のアニメが大好きな森森ちゃんに、「森森の左手の指は、お母さんのおなかの中にいた時に、恐竜からお母さんを守ろうとして大けがをしたのでなくなってしまったのよ」と言い聞かせています。変な目で見ていた周りの子どもたちも、森森ちゃんからこの話を聞き、森森ちゃんを尊敬するようになりました。

 陳さんは、森森ちゃんの左手を隠したりはせず、小さいときから向き合うようにさせています。自信のある子に育ち、周りの変な目を気にしない人になってほしいと思っています。陳さんと夫は意識的に森森ちゃんが自立力を磨くようにしています。森森ちゃんも、自分で靴下や靴を履いたり、リンゴの皮をむいたりして、基本的な技能を身につけ、自立して何かをするのを楽しんでいます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News