【1月24日 AFP】米首都ワシントンで23日、新型コロナウイルスワクチンの接種義務化に反対する大規模集会が開かれた。参加者は「自由」を求めるプラカードを掲げ、ジョー・バイデン(Joe Biden)政権による接種義務化は「専制政治」だと声を上げた。

 リンカーン記念堂(Lincoln Memorial)前では、ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元大統領のおいで、接種義務化をホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大虐殺)に例えたことで知られるロバート・F・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr.)氏が登壇。マイクを手に批判を展開した。別の登壇者も「義務と自由は水と油と同じで混ざり合うことはない」と述べた。

 ワシントンでは宗教上の理由などでワクチン接種が免除されるが、出勤を続けるためには毎週検査を受ける必要がある。また、飲食店や公共施設の利用時にはワクチン接種証明書の提示が義務付けられている。(c)AFP/Inès BEL AIBA