【1月24日 AFP】台湾国防部(国防省)は23日、中国軍の戦闘機など39機が防空識別圏(ADIZ)に進入したと発表した。1日当たりの進入機数としては、昨年10月に次いで2番目の多さとなった。

 国防部によると、進入したのは中国軍の戦闘機「殲16(J16)」24機、同「殲10(J10)」10機、核搭載可能な爆撃機「轟炸6(H6)」1機など。台湾空軍機が緊急発進して警告したほか、監視のためミサイルシステムを作動させた。

 台湾を自国領土の一部と見なす中国は、武力侵攻も辞さない構えを示している。台湾ADIZへの中国軍機の進入は昨年後半から急増し、10月4日には1日当たり過去最多の56機を記録した。(c)AFP