【1月29日 People’s Daily】先日、北京2022年冬季オリンピック・パラリンピックの表彰関連品が正式に発表された。表彰台、表彰盆と置台、表彰選手のカスタマイズマスコット記念品、表彰式用の花束や服装が含まれる。

 北京冬季オリンピック・パラリンピックの表彰式は「氷雪の栄光」をテーマにしている。「簡素、安全、素晴らしい」という大会運営の要求に基づき、表彰関連品の全体的なデザインは外観が簡潔であか抜けていて、機能が心通い合い実用的で、材料が環境に優しく持続可能で、多くの人が共に参画・共有できる特徴を持っている。

 冬季オリンピックの表彰台は、北京冬季オリンピックのカラーシステムの中の「天霽藍(明るい雨上がりの空の青色)」を基調とし、北京冬季オリンピックの核心的な図形と雪と氷の線を使っている。冬季パラリンピックの表彰台の外観デザインは冬季オリンピックと同じで、選手のニーズを満たすためにバリアフリースロープデザインを増設した。表彰台本体はリサイクル可能なエコ素材で作られている。

 表彰盆は開いた本のページのような形をしており、北京冬季オリンピックを通じて中国文化や各国との友好関係の新たなページを世界に向けて開いたことを意味する。表彰盆の縁は青と白のグラデーションのデザインを採用し、「ぼかし染め」という東洋の美学境地を表している。これは中国文化と世界文化の融合を象徴しており、中国の開放、友好、平和、包容の心を体現している。表彰盆もエコ素材でできている。

 表彰盆の置台は、メダルや記念品が入った表彰盆を、あらかじめ表彰場所に置くために使われる。外観には「天霽藍」に「Beijing 2022」の文字が刻印されている。

 表彰選手のカスタマイズマスコット記念品は冬季オリンピックのマスコット「氷墩墩」と冬季パラリンピックのマスコット「雪容融」を原型とし、松、竹、梅で編んだ花輪の形となっている。「歳寒三友」と呼ばれる松、竹、梅は強靱(きょうじん)な、粘り強い、旺盛な生命力を意味し、表彰選手に対する称賛、敬意と美しい祝福を表している。 

 倹約と持続可能な理念を実践するため、北京冬季オリンピック・パラリンピックでは手作りの毛糸で編んだ花束を表彰式用の花束として採用した。表彰式用の花束にはバラ、コウシンバラ、スズラン、アジサイ、ゲッケイジュ、オリーブの6種類の花型が用意され、それぞれ友愛、強靱、幸福、団結、勝利と平和を象徴している。花束のリボンは北京冬季オリンピックのカラーシステムの中の青色で、ウインタースポーツ要素を体現している。冬季パラリンピックの表彰式用の花束には、冬季オリンピックの花束に強さを象徴する青いコスモス1本が加わった。花束のリボンは北京冬季オリンピックのカラーシステムの中の黄色で、永遠と生気にあふれていることを意味する。

 北京冬季オリンピック・パラリンピックの表彰式の服装は「瑞雪祥雲」「鴻運山水」「唐花飛雪」の3つの提案がある。

 このうち、「瑞雪祥雲」案の礼式衣装は大会時にすべての雪上競技場で、「鴻運山水」案の礼式衣装はすべての氷上競技場で、「唐花飛雪」案の礼式衣装は表彰式広場で披露される。これらの服装には中国の伝統的な絵画や編み模様が取り入れられている。3シリーズの衣装はいずれも、ガイド役の衣装とトレー役の衣装があり、それぞれ青と赤で分けられている。コート、帽子、手袋、滑り止め長靴、自発熱防寒下着などがセットになっている。(c)People’s Daily/AFPBB News