【1月24日 AFP】インドで23日、英国からの独立運動の指導者スバス・チャンドラ・ボース(Subhas Chandra Bose)の生誕125年に合わせ、ホログラム像がお披露目された。

 像は、首都ニューデリーにある、植民地時代に設置された戦没者慰霊碑「インド門(India Gate)」の近くに設置された。同じ場所には英国王ジョージ5世(King George V)像があったが、半世紀近く前に取り壊されていた。

 ホログラム像は実際の像ができるまで設置される。

 ボースは、マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)と同時代の指導者で、ガンジーの無抵抗主義を批判。第2次世界大戦(World War II)中には、ナチス・ドイツ(Nazi)や日本と協力し、英国の植民地支配を終わらせようとした。

 ファシズム勢力との協力は物議を醸したが、インド独立に重要な役割を果たしたとして、国民の人気は高い。国内では「ネタジ(Netaji、指導者の意)」の名でも親しまれている。

 ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相はホログラム像の除幕式で、インドは「独立運動の偉大なる英雄」に敬意を表すると述べた。(c)AFP