【1月24日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2022)開幕戦、ラリー・モンテカルロ(Rallye Monte-Carlo 2022)は23日、最終日が行われ、フォード(Ford)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)が47歳でのWRC最年長優勝を飾った。

 ローブは終盤までフランスの同胞であるトヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier)に20秒差をつけられていたが、オジェのパンクをきっかけにトップを奪い、そのまま勝利を収めた。

 総合9連覇を誇るローブは、2018年シーズン以来となるWRC優勝を果たした。また、今回初めてローブとタッグを組んだ50歳のコ・ドライバー、イザベル・ガルミッシュ(Isabelle Galmiche)は、女性コ・ドライバーとして25年ぶりのWRC優勝を飾った。

 ローブはこれでWRC通算80勝目。47歳10か月28日での優勝は、1990年のサファリ・ラリー(Safari Rally Kenya)を46歳5か月で制したスウェーデンのビョルン・ワルデガルド(Bjorn Waldegard)を抜いて最年長となった。

 先日のダカールラリー(Dakar Rally 2022)で総合2位に入ったばかりのローブは、「本当にうれしい。ここへ来たときはあまり多くを期待していなかった」と喜んだ。

 オジェが約10秒差の2位、フォードのクレイグ・ブリーン(Craig Breen、アイルランド)が1分30秒以上遅れて3位に続き、表彰台に上がった。

 直近の18シーズン中17シーズンで総合優勝のタイトルを分け合っているローブとオジェだが、新たにハイブリッド車が導入された今シーズンはどちらもフル参戦せず、2月末の第2戦ラリー・スウェーデン(2022 Rally Sweden)は欠場予定となっている。(c)AFP