【2月4日 AFP】アルペンスキーは急斜面を滑り降りるスピードとテクニックを競う。

 選手がスタートバーを越えた時点からタイムは始まり、100分の1秒単位で計測される。

 選手はコース上の旗門を正しく通過しなければならない。一つでも不通過があると失格となる。全員が競技を終えた時点で、最も速いタイムの選手が勝者となる。

 種目には高速系の滑降とスーパー大回転、技術系の回転と大回転、さらに複合がある。

 滑降のコースはターンがほとんどなく、旗門が広い。選手は空気抵抗の少ないかがんだ姿勢を取り、左右のスキー板を離して斜面をほぼ一直線に滑り降りる。時速は最高150キロに達し、コースのこぶを越える際には空中に飛び上がることもある。

 スーパー大回転は滑降よりコースが短く、ターンが多い。

 大回転はコースがさらに短く、旗門とターンが増え、ターンはより急になる。

 アルペンスキーで最もコースが短いのは回転で、選手は旗門間を1秒未満で通過していく。旗門にはオープン(水平)とクローズド(垂直)の2種類がある。

 選手は各旗門を最短距離で通過し、絶えずエッジを利かせて滑る。

 複合は短い滑降かスーパー大回転に加え、回転を行う。

 5種目のルールは男子と女子でほぼ同じだが、女子は距離が短く標高差がやや小さい。(c)AFP