【1月23日 AFP】英国は22日、ロシアがウクライナに「親ロシア派指導者の擁立」を検討しているとの情報があると主張した。

 ウクライナ国境にはここ数週間、ロシア軍が部隊を集結させており、侵攻の懸念が高まっている。

 英外務省は、ウクライナの複数の元政治家がロシア情報機関と接触を続けている証拠があり、親ロシア派指導者の候補としてイェフゲン・ムラエフ(Yevgen Murayev)元最高会議(議会)議員が検討されていると主張。元政治家の一部は「ウクライナ攻撃計画に関与している」と発表した。ただ、証拠の詳細は明らかにしていない。

 米政府関係者は、この画策疑惑について「深い懸念」を表明した。

 ロシアは、英国の主張を「偽情報」だと一蹴し、「ばかげたことを拡散するのをやめる」よう英政府に訴えた。(c)AFP/James PHEBY