【1月21日 CGTN Japanese】総合的極端条件発生実験装置(SECUF)は中国が科学技術研究分野のインフラ整備を推進するための重点計画の一つです。北京市における同実験装置の施設の建設は、2017年9月に北京市北東部の懐柔区にある「国家総合科学センター」内で始まりました。そして、第1陣として5つの実験ステーションが2021年に性能と作業テストをクリアしたことで、今年1月20日から国内外のユーザー向けに利用予約が始まりました。

 同実験装置は4つの「科学実験システム」からなる予定です。そのうち3つが、北京市に設置される物性評価システム、量子状態制御システム、超高速条件物質研究システムで、さらに吉林省内に高温高圧環境下の大体積素材研究システムが設置されることになります。4つの実験システムが連動することによって、極端条件下における物質科学研究のための世界先進レベルの実験条件が実現します。(c)CGTN Japanese/AFPBB News