【1月21日 AFP】大規模な噴火と津波が発生してから5日目となる20日、トンガの空港に最初の支援物資が到着した。

 トンガは15日に発生した噴火で、大量の火山灰が降り積もり滑走路が使えなくなっていたほか、海底ケーブルが損傷し、孤立した状態が続いていた。

 各国当局によると、オーストラリアとニュージーランド両軍の輸送機が、火山灰が除去されたばかりのトンガの空港に着陸した。

 ニュージーランドのナナイア・マフタ(Nanaia Mahuta)外相は「水や発電機、衛生用品、通信機器など人道・災害救援物資を送った」と話した。

 日本も自衛隊のC130輸送機2機を派遣すると発表。中国やフランスも支援を表明している。

 トンガはこれまで厳格な規制により実質的に新型コロナウイルスの感染者をゼロに保ってきた。このため、物資の受け渡しは「接触せず」に行われ、兵士の上陸時間は最低限にとどめる。

 映像は豪国防省より提供。20日に撮影されたもの。(c)AFP/Maddison Connaughton