【1月20日 CGTN Japanese】中国が自主開発した、トラックやトレーラーごと乗り降りできる貨物船・RO-RO船の進水式が18日、広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で行われ、船は「祥龍島」と名付けられました。

「祥龍島」は、全長208メートル、幅28.6メートル、最高速度23ノットで国内で最も速い船となり、1375人の乗客と500台以上の車両を輸送することができるということです。

 これは中国船舶集団傘下の広船国際有限公司が開発したもので、国内で最もインテリジェントで環境に優しいRO-RO船でもあります。

 中国船舶集団・広船国際RO‐RO船プロジェクトマネジャーの羅毅氏は「幅約550メートルの海域で自在に旋回できる優れた操舵(そうだ)性能を有する。また、騒音や振動を低減し、世界トップレベルの快適な乗り心地を実現した。独自設計の統合インテリジェントシステムを搭載し、乗客に便利なホテル式サービスも提供できる」と述べました。

 2021年9月に運航開始となった姉妹船の「吉龍島」と同様に、「祥龍島」も山東省(Shandong)の煙台市(Yantai)と遼寧省(Liaoning)の大連市(Dalian)を結ぶ渤海湾航路に就航する予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News