“誰一人取り残さない”ことを誓った持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために、NECは国際機関と協働し、ICTの活用を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。
様々な団体と共に、人道支援、産業の育成、健康と福祉、街の安全安心など、より良い未来づくりに挑戦し、NECのPurposeである"Orchestrating a brighter world"を体現している活動をご紹介します。
 

 
 

健康格差:Gavi, the Vaccine Alliance & Simprints & NEC

世界には、予防接種を受けられずに命を落としてしまう子どもがたくさんいます。
適切な予防接種を受けられない原因の一つは、国に出生登録がされていないこと。世界の子どもの4人に1人が国に登録されていないのです。
公平なワクチン配布と、効率的なワクチン接種記録の管理をするために、Gavi, the Vaccine Alliance、Simprints社と共に、世界初となる幼児指紋認証技術の実用化に向けて取り組んでいます。

バリューチェーン内の不透明性:UNDP (国際連合開発計画) & NEC

インドのスパイス産業では、バリューチェーン内の情報が不透明であり、品質及びトレーサビリティの担保が課題となっています。小規模農家においては、市場への直接的なつながりがないので、適切な利益を得られていません。
NECは、品質担保、輸出促進、農家の所得安定への貢献を目的に、UNDPインド事務所のアクセラレーター・ラボと共同で、インド政府香辛料局のスパイス取引ポータル「eSpice Bazaar」に搭載されているブロックチェーン技術導入の実証実験を進めています。

飢餓問題:国連WFP (国際連合世界食糧計画) & NEC

2020年に飢餓に直面した人は世界の10人に1人と言われています。
NECと国連WFPはより多くの人々に、安全な食料を迅速に提供するために、食糧支援のための受益者管理システムの改善等、最先端技術を活用して取り組んでいます。

エネルギー問題:UNIDO (国際連合工業開発機関) & NEC

環境エネルギーは大きな社会問題の一つです。
NECのハイブリッド蓄電システムは、UNIDO東京事務所のサステナブル技術普及プラットフォーム(STePP: Sustainable Technology Promotion Platform)に登録されており、既にアフリカ地域で活用されています。ガソリン燃料を最大80%削減することで二酸化炭素の排出削減にもつながり、気候変動の解決に貢献しています。

難民問題:UN Habitat (国際連合人間居住計画) & NGO Peace Winds Japan & NEC

ケニアの難民居住区では、難民の経済的自立や地域住民の社会的融合を促すべく、UN HabitatとNGO Peace Winds Japanと協働で支援しています。コロナ禍では、体温を測ることのできるサーモグラフィカメラを提供するとともに、使用方法をトレーニングしています。

地雷問題:ICRC (赤十字国際委員会) & NEC

紛争被害を受けたコミュニティに寄り添うICRCが効率的・継続的に人道支援が行えるように、協働支援をしています。具体的には、AIを活用した地雷対策等、早く正確に地雷埋設箇所を特定することで、迅速な地雷撤去ができ、より早く土地を利用できるようになると考えます。

【関連リンク】
国際機関との共創活動