【1月20日 AFP】イタリアの最高裁が、女性への集団強姦(ごうかん)罪でサッカー元ブラジル代表FWのロビーニョ(Robinho)被告(37)に言い渡されていた禁錮9年の判決を支持した。被害者の弁護士が19日に明かした。

 伊ローマにある最高裁の判事は、ロビーニョ被告がセリエAのACミラン(AC Milan)でプレーしていた2013年1月の事件の判決を確定させた。

 被害者の弁護士は、判事が「選手側からの上告は認められるものではなく、従ってこの判決は最終的なものだと判断した」と述べた。

 この事件に関する審理に一度も出席していなかったロビーニョ被告は、伊ミラノ(Milan)のナイトクラブで23回目の誕生日を祝っていたアルバニア人女性を、6人で集団レイプした罪に問われていた。

「計15人のイタリア人判事は、この告訴は広く証明されたものだと考えている。ブラジルが刑を執行することがわれわれの望み」と弁護士は続けた。

 ブラジル代表として100試合に出場したロビーニョ被告は2017年に有罪判決を受けると、2020年12月には控訴審でも敗訴となっていた。(c)AFP