【1月19日 AFP】日本で新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が急拡大し、新規感染者が過去最多を更新する中、政府は19日、「まん延防止等重点措置」を適用する地域に、東京など13都県を追加することを決定した。期間は21日から来月半ばまでとしている。

 この措置により、各自治体が独自に具体策を決定することができる。多くの地域で、飲食店の営業時間短縮や酒類提供の停止などが要請される見通し。

 感染力が強いオミクロン株により、日本国内の感染者は再び急増。今週には、1日当たりの全国感染者数が初めて3万人を超えた。19日には東京で、7000人超という過去最多の新規感染者が報告された。

 日本は、都市封鎖などの厳格な措置を回避しながら死者は約1万8400人と、他の諸国に比べて被害を抑えている。しかし政府関係者や専門家は、感染者の増加で医療体制が逼迫(ひっぱく)することを懸念している。(c)AFP