【1月19日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は18日、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の前身であるヨーロッパチャンピオンズカップ(European Cup)で唯一6度の優勝を誇るパコ・ヘント(Paco Gento)氏が亡くなったと発表した。88歳だった。

 レアルで23個のトロフィーを獲得したヘント氏は、50年以上にわたり単独で同クラブの最多タイトル記録を保持していたが、16日のスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2022)決勝に途中出場して優勝に貢献したマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)に並ばれていた。

 レアルで公式戦600試合に出場し182得点をマークしたヘント氏は、所属した1953年から1971年にかけてリーグ戦を12度、国王杯(Copa del Rey)を2度制した。

 クラブは公式サイト上の発表文の中で「レアル・マドリードCF、クラブ会長、理事会は、レアル・マドリードの名誉会長であり、わがクラブとサッカー界におけるレジェンドの一人であるフランシスコ・ヘント氏の逝去を深く悲しんでいる」と記した。

「彼は史上最高の選手の一人として、マドリディスタや全てのサッカーファンの間でこれからもずっと記憶されるだろう」

 左ウイングでプレーしたヘント氏は、アルフレッド・ディ・ステファノ(Alfredo Di Stefano)氏やレイモン・コパ(Raymond Kopa)氏、フェレンツ・プスカシュ(Ferenc Puskas)氏といった当時最も偉大だった選手と共に強力な前線の一翼を担った。

 1955-56シーズンからヨーロピアンカップで5連覇したヘント氏は、選手から指揮官に転向したミゲル・ムニョス(Miguel Munoz)氏の下での世代交代を生き残り、1965-66シーズンには自身6度目となる欧州制覇を果たした。(c)AFP