【1月20日 People’s Daily】北京冬季五輪が近づくにつれ、延慶区(Yanqing)海陀山の農民スキーチームの数人のメンバーがボランティアになった。

 この農民スキーチームメンバーの大半は海陀山麓の張山営鎮(Zhangshanying)と周辺の郷・鎮から来た。冬季五輪の招致前までは平凡な北京北部の小さな町だった張山営では、まもなく北京冬季五輪の雪関連競技の一部が行われる。わずか数年の間に、スキーチームの規模とレベルは飛躍的に向上し、町の様相は日進月歩で変わっていった。

 32歳の郎恩鴿(Lang Enge)さんは農民スキーチームのリーダーだ。2017年7月にチームが結成された当初、18人のメンバーの平均年齢は30歳未満で、いずれも地元で生まれ育った村人だが、平均約10年のスキー歴があり、何人かは地元では少し名が売れているスキーの民間達人だ。

 しかし、成果を得ようとするなら、「非正規のルート」に頼ることはできないと、郎さんはよく知っている。チームが結成された初めの2つのウインターシーズンに、彼らはプロコーチや、スキーの達人などの各専門家に教えを乞い、スキー場を拠点とし、腕前をひたすら磨き、わずか1年で11人のメンバーが試験に合格し、国際スキー指導員資格1級を順調に取得した。

 専門化、本格化が進むにつれ、スキーチームの家を離れることなく冬季五輪に奉仕するという希望が現実のものとなった。2020年10月、メンバーの閆慶生(Yan Qingsheng)さんは国家アルペンスキーセンターに採用され、安全管理者になった。先日の冬季五輪テストマッチでは、副審を務めるメンバーもいた。また、初めの2つのウイ40人以上ンターシーズンのメンバーが北京冬季五輪の都市ボランティア活動に参加した。

 農民スキーチームの結成以来4年余りで、定期的にスキーの無料トレーニングを行い、延べ1万2000人以上を指導し、「3歳から50、60歳まで、各業種の受講生が参加した。楽しさを感じてもらい、つまずかないようにしたい」と、郎さんは述べた。 

 農民スキーチームは特に学生集団に注目し、何度も延慶区の小中学校に足を運び、子供たちにスキーの安全知識やスノーボードの使用テクニックなどを解説し、彼らのスケート場・スキー場の初登場をサポートする。同区の多くの学校では、生徒の1年に5回のスケート・スキー活動のうち、3回のスキー活動で、スキーチームのボランティア活動が指導者不足を効果的に解消している。同区ではすでに多くの学校が全国ウインタースポーツ特色学校と北京市オリンピック教育モデル学校に認定されている。

 現在、延慶区だけで、活躍中の氷雪チームが十数チームあり、今年は全地区の18の街・郷(鎮)と組み、ウインタースポーツの普及を共に推進し、「3億人のウインタースポーツへの参加を導く」ことが着実に推進されている。

 農民スキーチームは今まで、すでに100人以上が加わり、ますます多くのメンバーが農具を捨て、ストックを取り、スキー場に長期で就業することとなった。メンバーの許可(Xu Ke)さんは、チームに入る前、畑で働いたりアルバイトをしたりしていて、月に1000〜2000元(約1万8000〜3万6000円)の収入しかなかったが、今はスキー場でコーチをしているので、収入は倍増したという。

 農民スキーチームだけでなく、北京冬季五輪の到来も、張山営鎮の多くの村民の人生を変えた。ここ数年、地元は冬季五輪がふるさとで開かれるきっかけをつかみ、氷雪産業、村の民宿、レジャー農業を発展させ、農民の就業、職業技能の向上、生活の質の改善を導いてきた。(c)People’s Daily/AFPBB News