【1月18日 AFP】21-22イタリア・セリエAは17日、第22節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)はスペツィア(Spezia)に後半アディショナルタイムの逆転弾を許し、1-2で敗れた。

 ホームのミランは試合の大半を優位に進めていたが、数あるチャンスを決めきれなかった。

 ミランは44分、ラファエル・レオン(Rafael Leao)が相手DFの背後までボールを追うと、弾む球を処理しようとしたGKに蹴られてPKを獲得したが、テオ・エルナンデス(Theo Hernandez)のキックはポストをかすめ失敗となった。

 しかしその1分後、レオンが再び相手の背後に抜け出すと今度はボールに追いつき、浮き球のシュートで先制点を奪った。

 一方のスペツィアは64分、ダニエレ・ベルデ(Daniele Verde)がニアポストに低いクロスを折り返すと、ミラン守備陣のギャップを突いたケビン・アグデロ(Kevin Agudelo)が合わせて同点とした。

 5分間のアディショナルタイムに入り、ミランのジュニオール・メシアス(Junior Messias)がネットを揺らしたものの、その前にすでにファウルの笛が吹かれており、得点は認められなかった。

 ミランのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督はこの判定を批判し、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に「不当な仕打ちを受けた後に冷静さを失った。残念だ」とコメントした。

「責任は自分たちにあるが、今夜はそれを審判と共有しなければならない。なおさら奇妙なのは、試合を通してファウルに満たないプレーに笛を吹いていなかった彼が、われわれの選手がボールを持っているときにホイッスルを鳴らした」

 するとスペツィアは後半アディショナルタイム6分に、カウンターからエマニュエル・ギャシ(Emmanuel Gyasi)が逆転ゴールを決めた。

 1点のリードを守りきれず逆転負けを喫したミランは、暫定ながら首位インテル(Inter Milan)を追い抜くチャンスをふいにし、2-0でボローニャ(Bologna FC)を下した3位ナポリ(SSC Napoli)に2ポイント差と迫られた。(c)AFP