世界最大555.55カラットの黒ダイヤ、ドバイで初公開 競売へ
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【1月18日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で17日、カットされたダイヤモンドでは世界最大とされるブラックダイヤモンド(黒ダイヤ)が初めて公開された。2月に競売に掛けられる予定で、落札価格は500万ドル(約5億7000万円)を超えると推定されている。
オークションを主催する競売大手サザビーズ(Sotheby's)のソフィー・スティーブンス(Sophie Stevens)氏は、黒ダイヤについて「(他のダイヤとは)全然違うものです」と言う。
555.55カラットのこの黒ダイヤは、「エニグマ(Enigma)」と呼ばれている。世界最大のカットされたダイヤモンドとしてギネス世界記録(Guinness World Record)に登録されている。
これまでは20年以上にわたって個人が所有し、公開されたことがなかった。
黒ダイヤは硬くカットが難しいとされるが、職人によって55面にカットされた。数字の5へのこだわりや形は、中東の護符「ハムサ」から着想を得たという。
「エニグマ」は今後、米ロサンゼルスや英ロンドンでも展示が予定されている。2月3日から始まるオンラインオークションでは、仮想通貨による支払いも認められている。(c)AFP