【1月18日 AFP】(更新)アフガニスタン西部で17日、地震が発生し、地元当局によると少なくとも26人が死亡した。

 米地質調査所(USGS)によると、地震の規模はマグニチュード(M)5.3で、震源の深さは浅かった。西部バドギス(Badghis)州当局はAFPに対し、同州カディス(Qadis)郡で複数の家屋が崩壊し、女性5人と子ども4人を含む26人が死亡、4人が負傷したと説明。ムクル(Muqr)郡でも被害が出たとの情報があるが、詳細は不明という。

 同国では昨年8月、イスラム主義組織タリバン(Taliban)が政権を掌握したことを受け、欧米諸国が国際援助や国外の資産を凍結。すでに深刻な状況にあった人道的危機が悪化している。

 カディス郡は大規模な干ばつで特に大きな被害を受けている地域の一つで、過去20年間、国際援助の恩恵をほとんど受けていない。アフガニスタンでは、ユーラシアプレートとインドプレートの境界に位置するヒンドゥークシュ(Hindu Kush)山脈を中心に、地震が頻発している。(c)AFP