【1月17日 AFP】女子テニス、四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂なおみ(Naomi Osaka)は17日、多くの選手が中国の彭帥(Peng Shuai)の動向に関する情報を知りたがっていると話し、女子テニス協会(WTA)の中国に対する強硬姿勢を支持した。

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 グランドスラムのダブルスで2度の優勝を誇る彭は昨年11月、中国の張高麗(Zhang Gaoli)前副首相による性的暴行をSNSで告発すると、投稿は中国のネット上ですぐさま検閲、削除され、一時は消息不明となった。

 3週間して再び姿を現した彭だが、本当に自由の身なのかは今も疑問が残っており、WTAは先月、同選手の安全を「大いに懸念している」として、中国でのすべての大会を中止すると発表した。

 この日全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)女子シングルスで2回戦に進んだ大坂は、「自分は一切(彭に関する)ニュースを耳にしていない。それが懸念されることかどうかは分からない」としつつ、「でもWTAは本当によく対応したと思う。彼らを誇りに思う」と話した。

「もっと情報が必要な状況だと感じているが、間違いなく、非常に難しいことだと思う。みんなが待っていると思う」 (c)AFP