【1月17日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii 2022)は16日、米ハワイ州ホノルル(Honolulu)のワイアラエ・カントリークラブ(Waialae Country Club、パー70)で最終日が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)は通算23アンダーで並んだラッセル・ヘンリー(Russell Henley、米国)とのプレーオフ1ホール目でイーグルを奪い逆転優勝。アジア勢最多に並ぶツアー通算8勝目を飾った。

 第85回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)覇者の松山は、前半終了時点でヘンリーに5打差をつけられたが、バックナインで猛チャージを見せた。

 直近のツアー大会17戦で3勝目となる今季2勝目を挙げた松山は、崔京周(KJ Choi、チェ・キョンジュ、韓国)の持つアジア勢最多勝利記録に並んだ。

 プレーオフ1ホール目の18番で1打目を残り277ヤードとした松山は、フェアウエーから3番ウッドで放った2打目をピンそばに寄せると、3フィート(約90センチ)のパットを沈めて勝利を手繰り寄せた。

 最終日を7バーディー、ノーボギーで回った松山は、3日目に続く7アンダー「63」を記録。初日は「66」、2日目は「65」だった。

 松山は、1983年のハワイ・オープン(Hawaiian Open 1983)で日本人選手として米PGAツアー初優勝を果たした青木功(Isao Aoki)氏に続く優勝を喜んだ。

 大会を通じて多くのギャラリーを引き連れた松山は「(後半は)良いプレーができましたし、プレーオフで良いショットが打てたなと思います」とすると「青木さんが初めて日本人としてPGAツアーで勝ったところで、僕がまた勝ってすごくうれしい」と喜んだ。(c)AFP