【1月16日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2022)は15日、エストニア・タリンで女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、15歳のカミラ・ワリエワ(Kamila Valieva、ロシア)が合計259.06点で優勝し、北京冬季五輪の金メダル候補であることを改めて示した。

 13日のショートプログラム(SP)で、昨年11月に行われたグランプリ(GP)シリーズ第6戦のロシア杯(Rostelecom Cup 2021)の87.42点を上回る90.45点の歴代最高点で首位発進したワリエワは、そのままシニアデビューシーズンに欧州女王に輝いた。

 ロシア勢はアンナ・シェルバコワ(Anna Shcherbakova)が237.42点で2位、アレクサンドラ・トゥルソワ(Alexandra Trusova)が234.36点で3位に入り、表彰台を独占した。

 ロシアは男子とペア、アイスダンスでも優勝しており、2月4日からの北京冬季五輪まで3週間を切る中で驚異的なパフォーマンスを見せている。

 アイスダンスではヴィクトリヤ・シニツィナ(Victoria Sinitsina)/ニキータ・カツァラポフ(Nikita Katsalapov)組が217.96点で大会連覇を達成。同胞のアレクサンドラ・ステパノワ(Alexandra Stepanova)/イワン・ブキン(Ivan Bukin)組が213.20点で2位、イタリアのシャルレーヌ・ギニャール(Charlene Guignard)/マルコ・ファッブリ(Marco Fabbri)組が207.97点で3位に入った。(c)AFP