【1月15日 AFP】女子テニス、四大大会(グランドスラム)通算4勝の大坂なおみ(Naomi Osaka)は15日、大会連覇を目指す全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)に向けて体調は万全であると明言した。1週間前の前哨戦では、4か月ぶりの実戦復帰で「体が驚いた」として途中棄権していた。

 昨年はシーズン途中にうつに苦しんできたことを明かし、長期の休養を取った大坂は、前週のメルボルン・サマー・セット1(Melbourne Summer Set 1 2022)で復帰。腹部のけがで準決勝を棄権したが、3試合に勝利して好調な様子を見せていた。

 2019年と2021年に優勝を経験した全豪オープンに戻ってきた大坂は、報道陣に対し、「自分は回復がとても早い。現時点では最高の状態」とした一方で、「だけどアスリートに問題は付き物。何の違和感もなくグランドスラムでプレーするのは不可能に近い」と話した。

「全豪オープンでプレーするのは、自分にとって大きな意味がある。初めて勝ったグランドスラムではないけれど、ここでシーズンの幕を開けるのは、1年全体の勢いにつながると感じている」

「オーストラリアへ来る時は他とは違う感覚がある。誰もが本当に温かくて歓迎してくれる。ここでの厳しい戦いは全て覚えている。それがとても前向きな気持ちであるのは間違いない」

 今季グランドスラム初戦の全豪オープンは、17日に開幕する。(c)AFP