【1月13日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2022)は13日、男子シングルスの組み合わせ抽選が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)はビザ(査証)の状況が不透明な中、1回戦で同胞のミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic)と対戦することが決まった。

 前回大会王者で世界ランク1位のジョコビッチは、全豪で通算10度目、四大大会(グランドスラム)では通算21回目のタイトル獲得を目指している。

 しかし、ワクチン未接種のジョコビッチについては、アレックス・ホーク(Alex Hawke)移民相がビザを再び失効させて国外に追放するかを思案しており、その命運は依然不透明なままとなっている。

 34歳のジョコビッチは、連覇に向けた初戦が17日か18日に予定されているが、ビザをめぐり収容施設に4泊しなければならなかったため、国外に追放されなかったとしても、準備不足に加えて過酷な2週間を乗り切るための体力面が心配される。

 大会前にジョコビッチが今季グランドスラム開幕戦から追放された場合、予選で敗退した選手がラッキールーザーとして組み込まれる。

 ジョコビッチと同じくグランドスラム21勝目を目指す第6シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、1回戦でマルコス・ギロン(Marcos Giron、米国)と対戦する。

 世界ランク2位で全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)王者のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は、ヘンリ・ラークソネン(Henri Laaksonen、スイス)と初戦で戦う。(c)AFP