【1月13日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことを知らされずにインタビューを行ったジャーナリストが12日、その中でワクチン接種については質問しないように言われていたと明かした。

 フランスのスポーツ紙レキップ(L'Equipe)の記者フランク・ラメラ(Franck Ramella)氏は、ジョコビッチが新型コロナウイルスに陽性反応を示したと主張する2日後の昨年12月18日に、セルビア・ベオグラードで同選手のインタビューを行った。

「指示は明快だった。ワクチンに関する質問はなしということ」と明かしたラメラ氏は、これが「非常に繊細な」トピックであることは明白だったと話した。

「だからわれわれは、検査を受けるために労力を払ったかどうかを彼に聞かなかった。仮に質問したとして、何の意味があっただろうか」

 11日のラメラ氏の記事によると、インタビューで同紙のカメラマンが5分間マスクを外すよう求めたが、ジョコビッチはこれを拒否。その後、マスクを外して写真撮影に応じたという。

 ジョコビッチが陽性であったと「3週間後」に知らされたというラメラ氏だが、インタビュー後に受けた検査で自身は陰性だったと明かしている。

 ジョコビッチがレキップ側に新型コロナウイルス陽性反応の結果を明かさなかったことについて、国際テニス記者協会(ITWA)は「深い懸念」を表明している。

 ITWAは「ジャーナリストとして、われわれは新型コロナウイルスのルール順守に細心の注意を払っている。全ての選手にも同じことを期待する」と発表した。

 そしてITWAは、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)のためにメルボルン入りするジャーナリストは「完全にワクチン接種を済ましていなければならない」と指摘している。(c)AFP