【1月15日 CGTN Japanese】中国が独自に開発した大型ばら積み貨物船が10日、中国南部の広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で引き渡されました。このばら積み貨物船は中国船舶工業グループ傘下の造船企業である黄埔文沖船舶が開発・製造した船であり、将来は遠洋物流の主力タイプになる見込みです。

 同船は、長さ228.9メートル、幅36メートル、積載量が8万5600トンで、硫黄酸化物についての国際的な排出制限基準を満たしています。積載に適した荷物は石炭、鉱石、穀物、セメントなどで、大多数の港や航路の喫水要求を満たすことができます。また、同一の喫水条件の場合に600トンの貨物を多く積載できるため、船主にとっての経済効率が向上しました。

 同型船に対する注文は、現在までに8隻に達しました。今回引き渡されたのは注文を受けて製造した貨物船で、米国の大手海運会社にリースされて、主に米州航路での大豆、トウモロコシなどの穀物の運輸に用いられます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News