【1月12日 AFP】21-22アルペンスキーW杯は11日、オーストリア・シュラートミング(Schladming)で女子回転第7戦が行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が単一種目での歴代最多記録となる通算47勝を挙げた。一方、ペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)は2位に入り、2戦を残して種目別優勝が決まった。

 新型コロナウイルスの感染から復帰したシフリンは、1本目こそ5位に終わったが2本目で逆転し、滑走後には涙を流した。

 北京冬季五輪前に行われる最後の回転で精神的な弾みをつけた総合首位のシフリンは、同2位につけるブルホバとの差を広げるとともに、スウェーデンのレジェンドであるインゲマル・ステンマルク(Ingemar Stenmark)氏が男子大回転でマークしたW杯における種目別最多46勝を更新した。

 残り2戦となった今季の回転で、ブルホバに220ポイント差をつけられ種目別優勝を譲ったシフリンだが、総合順位では同ライバルを相手に55ポイントのリードを手にしている。(c)AFP