【1月12日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と同じ問題でオーストラリアのビザ(査証)を取り消され、その後出国した女子テニスのレナータ・ボラチョーバ(Renata Voracova、チェコ)が11日、オーストラリアテニス協会(Tennis Australia)に補償を求めると話した。

 ジョコビッチとボラチョーバは、17日に開幕する全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)に向け、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種の免除許可をもらってオーストラリアに入ったが、そこで入国ビザを取り消されてメルボルンの収容施設に留め置かれた。

 その後、8日にボラチョーバはオーストラリアを出国。一方でジョコビッチは同国にとどまり、現在は豪政府の最終判断を待っている。

 ダブルスの世界ランキング82位のボラチョーバはチェコの国内紙に対して、補償は「小さなものにはならない」と話した。

「飛行機代だけで6万チェコ・コルナ(約32万円)になるし、コーチも一緒に行った。時間や、ホテル代や、四大大会(グランドスラム)に向けた練習や、もらえる可能性があった賞金などもある」

「オーストラリアテニス協会には、この件にきちんと向き合ってほしい。そうすれば、こちらも法的手段を取らずに済む」

 10日にプラハへ戻ったボラチョーバだが、今はテニスへの意欲が湧かないと話し、「テニスのことは考えていない。まだショックから目を覚ましかけている状態で、消化し切れていない。とても疲れきっている」とコメントした。(c)AFP