【1月11日 AFP】米ニューヨーク市ブロンクス(Bronx)地区の高層アパートで9日発生した火災で、地元当局は10日、死者数を19人から17人に訂正した。火災ではさらに数十人が負傷し、米国で近年最悪規模の住宅火災となった。

 エリック・アダムズ(Eric Adams)市長は記者会見で、この火災で大人9人と子ども8人の死亡が確認されたと説明。アダムズ氏は当初、大人10人と子ども9人が死亡したと発表していた。

 ニューヨーク消防局のダニエル・ナイグロ(Daniel Nigro)局長によると、当初の死者数では集計時に重複があった。ただ、負傷者がいるため、死者は増える可能性があるという。

 ナイグロ氏は、火元は寝室に置かれた携帯型電気ヒーターで、死亡や重傷の原因は火でなく煙だったと説明している。当局によると、火元となったアパートのドアが開いたままだったため、煙が広がったという。(c)AFP