【1月10日 AFP】21-22イタリア・セリエAは9日、第21節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は2-1でラツィオ(SS Lazio)を下して首位を維持した一方、ユベントス(Juventus)は4-3でASローマ(AS Roma)に劇的逆転勝利を収めた。

 67分にミラン・シュクリニアル(Milan Skriniar)がアレッサンドロ・バストーニ(Alessandro Bastoni)のクロスに豪快に頭で合わせて勝ち越したインテルは、同日早い時間に3-0でベネツィアFC(Venezia FC)に快勝したACミラン(AC Milan)との勝ち点差1を守った。

 シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督率いるインテルは、6日に対戦予定だったボローニャ(Bologna FC)から新型コロナウイルス感染者が相次いだため前節が延期になっており、試合の消化がミランより一つ少ない。

 敗れたラツィオは同地区のライバルで、ユベントスにダメージが残る敗戦を喫したローマと同じ勝ち点32で8位につけた。

 敵地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で前半に膝を痛めたフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)を失い、69分までに1-3とリードされ敗色濃厚だったユベントスは、70分にマヌエル・ロカテッリ(Manuel Locatelli)、74分にデヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)がゴールを決めて追いつくと、その2分後にマッティア・デ・シリオ(Mattia De Sciglio)が逆転ゴールを決めた。

 ローマを指揮するジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に「70分間は完璧にコントロールした。70分間は非常に良かったが、それ以降は精神的に崩壊した」と肩を落とした。

「とても困難な状況に陥った場合、再び立ち上がり自分が何者であるかを示そうとするものだが、ここの控室にいる人間はお人よしで弱い」

 来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場権獲得を目指すユベントスは、新型コロナウイルスに揺れるウディネーゼ(Udinese)を6-2で下した4位アタランタ(Atalanta)を3ポイント差で追う。

 アンドレ・ペターニャ(Andrea Petagna)のゴールでサンプドリア(Sampdoria)に1-0で勝利したナポリ(SSC Napoli)は、首位と6ポイント差の3位につけている。(c)AFP/Terry DALEY