【1月11日 Xinhua News】中国の四大商業銀行の一つ、中国銀行の劉金(Liu Jin)行長はこのほど、同行が2022年北京冬季五輪・パラリンピックの銀行オフィシャルパートナーとして、大会の重点施設やインフラ、付帯施設の建設を支援したと説明した。国家スピードスケート館「アイスリボン」や首鋼スキージャンプ台など重点プロジェクトでは与信枠を486億元(1元=約18円)に設定し、212億元以上の融資を実行した。

 劉氏は、同行が大会期間中、選手村とメディアセンターに営業拠点5カ所、セルフサービスエリア4カ所を設置すると説明。中堅行員300人以上を営業拠点と冬季五輪施設に配置し、金融サービスを提供する。

 国内外の大会参加者へのサービスプランも策定した。外国人選手やコーチ、観光客らに口座開設や決済、外貨両替などのサービスを提供する。人民元と外貨のサービス保障を強化するため、59の五輪提携ホテル社で外貨両替サービスも行う。

 同行は冬季五輪をテーマにした金融商品も打ち出している。冬季五輪限定デザインのクレジットカードとデビットカード8種類を発行したほか、限定デザインの貴金属製品の売り上げもすでに8億元に上っている。(c)Xinhua News/AFPBB News