【1月10日 AFP】フィギュアスケート全米選手権(2022 U.S. Figure Skating Championships)は9日、テネシー州ナッシュビル(Nashville)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、北京冬季五輪金メダル候補のネイサン・チェン(Nathan Chen)が大会6連覇を果たした。

 ショートプログラム(SP)で自身が持つ歴代大会最高得点を更新する115.39点をマークしたチェンは、FSで212.62点を記録し、合計328.01点で優勝した。

「とても楽しい選手権だった」と振り返ったチェンは、「観客は素晴らしかった。最高の時間だった」とコメントした。

 4回転ジャンプを4本成功させた17歳の神童イリア・マリニン(Ilia Malinin)は、FSで199.02点を記録し、合計302.48点で2位に入った。

 今季グランプリ(GP)シリーズ第1戦のスケート・アメリカ(Skate America 2021)を制したヴィンセント・ゾウ(Vincent Zhou)は、合計290.16点で3位だった。4年前の平昌冬季五輪で6位に入ったゾウは、SPで2位につけたものの、FSは4位の177.38点に終わった。

 米国代表の選考委員会は、他大会の成績も考慮して五輪の代表選手を選ぶが、チェンの選出はほぼ確定となっている。平昌五輪では男子シングル5位に終わった22歳のチェンは、団体戦では米国の銅メダル獲得に貢献した。(c)AFP