【1月9日 AFP】ブラジル当局は8日、人気観光地の湖で同日正午ごろ、崖が崩落し遊覧ボート3隻を直撃、少なくとも6人が死亡、20人が行方不明になっていると明らかにした。

 事故が起きたのは、ミナスジェライス(Minas Gerais)州カピトリオ(Capitolio)地区にあるフルナス(Furnas)湖。水力発電用ダムの開発でできた岩壁や洞窟、滝が人気の観光スポットとなっている。

 同州の消防当局は会見で、32人が負傷したと述べた。

 ソーシャルメディアに投稿された、崩れた岩片がボート3隻を直撃した瞬間を捉えた動画からは、周囲の別のボートの乗客がパニックになる様子が分かる。別の映像には、「岩がたくさん落ちている」と叫び、避難を呼び掛ける人が映っていた。

 消防隊は、ブラジル南東部で最近発生した豪雨が崩落の原因となった可能性が高いとしている。(c)AFP