【1月9日 AFP】男子テニスの国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2022)は8日、豪シドニーで準決勝が行われ、カナダはダブルスでフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)/デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)組が勝利して前回王者ロシアを下し、スペインとの決勝に駒を進めた。

 シングルス第1試合でカナダは、シャポバロフが6-4、5-7、6-4でロマン・サフィウリン(Roman Safiullin)を下しリードを奪った。

 しかしロシアは、第2試合で世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)が同11位のオジェ・アリアシムに6-4、6-0で勝利しタイに戻した。

 最後のダブルスはロシアが優位かに思われたが、カナダはオジェ・アリアシム/シャポバロフ組が4-6、7-5、10-7でメドベージェフ/サフィウリン組に逆転勝ちし、ATPカップで初の決勝進出を果たした。

 シャポバロフは「フェリックスが最高の仕事をした。自分は少しスロースタートで、リターンに苦しんだが、良い仕事ができた」とコメントした。

 オジェ・アリアシムは、シングルスでメドベージェフに完敗して自信を失ったというが、旧友であるシャポバロフのおかげで再び集中できたと話し、「デニスとチームが自分を奮い立たせてくれた。ダブルスは厳しい出だしだったから、こういう形で巻き返せたのは、まさにチームの努力のたまものだ」と語った。(c)AFP/Martin PARRY