【1月8日 AFP】男子テニスの国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2022)は7日、豪シドニーで準決勝が行われ、スペインはロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut)が世界9位のホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz)を破るなどしてポーランドを下し、決勝に進出した。

 ポーランドは試合前にカミル・マイフシャク(Kamil Majchrzak)の新型コロナウイルス陽性が判明。7日間の隔離が決まり、スペインは大きなアドバンテージを得ていた。

 マイフシャクはここまでシングルスで3戦全勝を記録しており、ダブルスのスペシャリストであるヤン・ジエリンスキ(Jan Zielinski)は代役には物足りなかった。

 スペインは第1試合に登場した世界20位のパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta)が6-2、6-1の53分でジエリンスキを一蹴。続く第2試合では、同19位のバウティスタ・アグトがホルカシュとハイレベルな戦いを繰り広げ、7-6 (8-6)、2-6、7-6(7-5)で競り勝った。

 バウティスタ・アグトは試合後、「記憶に残り続けるような試合だった。きょうはどちらが勝ってもおかしくなかった」と振り返った。

 8日に行われるもう一つの準決勝では、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)を擁する前回王者のロシアが、フェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)とデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)がけん引するカナダと対戦する。(c)AFP/Martin PARRY