【1月8日 AFP】米北東部は7日、「爆弾サイクロン」と呼ばれる吹雪により、各地が雪に覆われた。航空便が多数欠航した他、学校が閉鎖され、道路は運転が危険な状況となった。

 この現象は、気圧が24時間以内に24ヘクトパスカル以上低下すると発生するもので、激しい降雪と強風を伴い、冬のハリケーンともなぞらえられる。今回の嵐は、テネシー州ナッシュビル(Nashville)からケンタッキー州、バージニア州、首都ワシントン地域に降雪をもたらした後、大西洋岸を北上した。

 米国立気象局(NWS)によると、ニューヨークのラガーディア空港(LaGuardia Airport)で20センチ以上の積雪を記録した。同空港では、7日午前9時15分(日本時間同日午後11時15分)時点で340便が欠航。同空港はツイッター(Twitter)で、欠航便の数は「増加する見通し」だと投稿している。

 近隣のケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)では220便、ボストン(Boston)のローガン国際空港(Logan International Airport)では250便が欠航した。

 NWSによると、これまでの最高積雪量は、カナダ国境沿いのニューヨーク州北部チークトワガ(Cheektowaga)で記録された約46センチ。ニュージャージー州では、フィル・マーフィー(Phil Murphy)知事が非常事態宣言を出し、一部の学区で7日に休校措置が取られた。(c)AFP