【1月7日 CGTN Japanese】5G技術を生かした超高精細放送スタジオを搭載した「北京冬季五輪専用列車」の運行が始まり、一番列車は6日、北京市と河北省(Hebei)張家口市(Zhangjiakou)を結ぶ「京張高速鉄道」の清河駅を出発しました。

 5G超高精細放送スタジオは中国最大規模のメディア機構であるチャイナ・メディア・グループ(CMG)の主導で設立されたものです。最高時速350キロで走行する高速列車内にスタジオが設けられ、超高精細映像などを長時間安定して送受信するのは世界初です。

 高速列車での5G超高精細スタジオの設置に続き、各競技エリア、各会場、各メディアセンターを連結したリアルタイムのインタビューや報道ができる新たなプラットフォームが構築され、国内外の視聴者とメディアにハイテクと北京冬季五輪の魅力を体験してもらいます。

 また、「北京冬季五輪専用列車」には、中国が自主開発した最高時速350キロの高速列車「復興号」が使われ、一部列車には北京冬季五輪向けにスマート技術が導入されました。車体には冬季五輪に関連して「めでたい雪で春を迎える」をテーマにした塗装が施されています。

 同列車は北京、延慶(Yanqing)、張家口の3つの競技エリアを結びます。北京清河駅からの所要時間は、延慶駅までが26分、太子城駅までが50分、崇礼駅までが65分です。(取材:李陽、張怡康)(c)CGTN Japanese/AFPBB News