【1月7日 AFP】男子テニスの国別対抗戦ATPカップ(ATP Cup 2022)は6日、グループステージが豪シドニーで行われ、グループBの前年王者ロシアはダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)がシングルスとダブルスの両方で勝利し、イタリアを下して準決勝に駒を進めた。

 シングルス第1試合では、2番手のロマン・サフィウリン(Roman Safiullin)が世界ランキング10位のヤニック・シナー(Jannik Sinner)に6-7(6-8)、3-6で敗れ、ロシアがリードを許した。

 しかし、同2位のメドベージェフが続く第2試合で同7位のマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini)を6-2、6-7(5-7)、6-4で下したため、決着はダブルスでつけられることになった。

 メドベージェフはサフィウリンと組んでベレッティーニ/シナー組に5-7、6-4、10-5で勝利。メドベージェフは昨年5試合しかダブルスに出ていなかったが、今大会ではこれで3試合プレーしたことになり、サフィウリンとのペアで無敗を維持している。

 ロシアは準決勝でカナダと対戦することになった。この試合に勝ったチームは、ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut)を擁するスペインとホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz)を1番手とするポーランドの勝者と決勝で顔を合わせる。

 カナダは同日、世界11位のフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime)が同3位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)を6-4、4-6、6-3で撃破するなどしてドイツに勝利した。

 カナダは第1試合でデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)がジャン・レナード・ストラフ(Jan-Lennard Struff)を7-6(7-5)、4-6、6-3で下した。(c)AFP/Martin PARRY