【1月7日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)昆明(Kunming)税関はこのほど、同税関で検査を受け、通関した中国ラオス鉄道の国際貨物列車本数が3日時点で116本となり、貨物輸送量が4万9800トンに達し、総額が6億7600万元(1元=約18円)に上ったと明らかにした。

 昨年12月4日に国際貨物列車の第1便が無事通関してから、同鉄道が1カ月間に輸送した貿易貨物は100種類余りに上る。輸入貨物は主に天然ゴムや鉄鉱石、木炭などで、輸出貨物は主に生鮮野菜や日用品、機械・電気製品などとなっている。

 同鉄道開通以降、河北省(Hebei)や山東省(Shandong)、江蘇省(Jiangsu)など7省12都市からの貨物が国際貨物列車でラオスに運ばれ、一部の貨物は同国を経由してミャンマーやタイ、シンガポールなどに再び輸出されている。

 同税関によると、中国ラオス鉄道の輸送網は環渤海地域、長江デルタ地域、珠江デルタ地域の三大経済圏と「一帯一路(Belt and Road)」沿線国をカバーし、国際貨物物流が好調に推移しており、中国・ラオス両国、および「一帯一路」共同建設に参加した各国の経済貿易協力に力強い原動力を注いでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News