中国の宇宙ステーション、ロボットアームによる宇宙貨物船の転位試験に成功
このニュースをシェア

【1月6日 CGTN Japanese】中国有人宇宙プロジェクト弁公室によりますと、北京時間6日午前6時59分、約47分間のシステムをまたぐ密接な協同の結果、宇宙ステーションのロボットアームによる宇宙貨物船の転位試験に成功しました。中国が宇宙ステーションのロボットアームを利用して軌道上の大型の貨物船を操作して転位試験を行うのは今回が初めてです。
ロボットアームは6日未明、宇宙貨物船「天舟2号(Tianzhou-2)」の捕獲に成功しました。転位試験は午前6時12分に始まり、天舟2号は、コアモジュール「天和(Tianhe)」とのロックを解除・分離した後、ロボットアームによって平面転位を行いました。その後、逆方向の操作により、宇宙貨物船とコアモジュールは再ドッキングしてロックが完了しました。
今回の試験では、ロボットアームを利用した宇宙ステーションのモジュール転位操作の実行可能性と有効性を初歩的に検証し、宇宙ステーションのモジュール転位技術とロボットアームの高負荷操縦技術を検証し、後続の宇宙ステーションの軌道上での組み立て・建造に向け経験を蓄積しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News