【1月6日 CGTN Japanese】中国西南部の雲南省(Yunnan)では、年が明けて早々、南部シーサンパンナ・ダイ族自治州の国家級自然保護区「野象谷」で、約30頭の野生アジアゾウが観測されました。

 アジアゾウは中国では、絶滅の危機にひんしている保護動物です。シーサンパンナにある「野象谷」は、アジアゾウにとってより自然な形で、より安全に暮らせる生息地として知られています。去年、シーサンパンナの森を出て北上し、17か月の放浪の旅を続けたアジアゾウの群れが、全世界の注目を集めました。アジアゾウの移動距離としては、中国では一番長いものとして知られています。ゾウの群れは、2021年8月8日に旅を終えて、生息地に戻りました。

 なお、中国ではアジアゾウを守るための取り組みが継続的に行われていて、雲南省のアジアゾウの個体数はこれまでの30年で、150頭から300頭余りに増えたということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News