【1月7日 AFP】男子テニス、メルボルン・サマー・セット(Melbourne Summer Set 2022)は6日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は予選勝者のリカルダス・ベランキス(Ricardas Berankis、リトアニア)を6-2、7-5で下し、シングルスでは昨年8月以来の白星を飾った。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)の前哨戦となる今大会で、ナダルは4日にダブルスに出場したが、シングルスは2回戦からの登場となった。

 この日は世界ランキング104位のベランキスから2度ブレークを奪うなどして第1セットを難なく獲得。続く第2セットでは5-2から一時5-5と並ばれながらも、最後は相手のサービスをブレークして試合を締めくくった。

 通算20度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る35歳のナダルは、昨年は足のけがに悩まされ、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)と全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)を欠場した。先月には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性が確認された。

 ナダルは感染時について「かなりの倦怠(けんたい)感と発熱があった」と明かし、「熱のせいで体調が非常に悪かった。数日間ベッドで過ごさなければならず、あまり動けなかった」と振り返った。

 この日の試合で調子の浮き沈みがあったことには驚いていないとも話し、「約半年にわたるけがの後で、完全な自信と余裕を感じるのは無理だ」と語った。 

 ナダルは準々決勝で、オランダのタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor)と対戦する。(c)AFP