【1月8日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。

仏、25歳未満の避妊無料化 1日から

 フランスで1日、25歳未満のすべての女性を対象に、経口避妊薬(ピル)などの避妊法の利用が無料化された。若い女性が経済的理由から避妊をやめることを防ぐのが目的としている。

 この制度は、経口避妊薬、避妊リングのほか、避妊パッチなどのステロイドホルモンを用いた避妊法を対象としており、300万人以上が恩恵を受けられる。

 避妊の無料化は、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)政権が推し進めている女性の権利向上や若者の貧困削減を目指す施策の一環。

錠剤(2012年9月13日撮影、資料写真)。(c)Miguel MEDINA / AFP

北京五輪、「スノーガン」で大量造雪 環境への懸念も

 北京冬季五輪の会場となるゲレンデでは、人工降雪機が多数導入され、競技に必要な人工雪を散布している。

 人工雪は、1980年に米ニューヨーク州レークプラシッド(Lake Placid)で開催された冬季五輪以降、程度の差こそあれ使用されるようになった。だが2月に開かれる北京大会は、中国でも特に降雪量が少ない地域で行われるため、ほぼ全面的に人工雪に頼ることになる。

 運営側は、造雪機は再生可能エネルギーで駆動しており、周辺の山の生態系を損なうことなく、使用した水は春の雪解けで地元の貯水池に戻ると説明している。

 だが、専門家は、人工雪に頼ることは「グリーン」な大会を目指すという北京の宣言に反すると指摘する。仏ストラスブール大学(University of Strasbourg)のカルメン・デヨング(Carmen de Jong)教授(地理学)は、水が少ない地域で大量の電力と資源を使って雪をつくることは「無責任」だと非難。「それなら月や火星でも五輪を開催できる」と皮肉った。

北京冬季五輪の会場となる中国・河北省張家口の雲頂スキー公園で、人工雪を散布する人工降雪機(2021年11月26日撮影)。(c)AFP

消えゆく香港名物ネオン 若者たちが継承

 香港はかつてネオンサインで有名だったが、多くのネオン職人は、つくり方の秘密を誰にも伝えず、墓場まで持っていってしまった。現在、ネオンづくりを継承しようとしているのが、テクノロジーに精通し、世界中に交流範囲を広げる若いアーティストたちだ。

 香港のネオン業界を牛耳ってきたのは、広東語で「シーフー(師父)」と呼ばれる職人の親方たちだ。ネオンが安価で効率的なLED照明に取って代わられ、安全性に問題がある看板が取り締まられるようになっても、つくり方の知識を秘密にして守ってきた。

 香港人アーティストのカレン・チャン(Karen Chan)さん(33)は、インターネットを活用する一方で各地に足を運び、オランダのアムステルダムや米ニューヨークなどのアーティストから技術を教わった。世界中のネオンの愛好家やプロが集まり、コツを教え合うコミュニティーも見つけた。

 決して諦めない姿勢は実を結び、チャンさんはようやく師父となるウォンさん(80)と出会った。

 「香港の師匠たちは、私を本物のネオン職人としては認めてくれないと思います」とチャンさんは言う。「でも、ネオンアーティストとしては認めてくれるかもしれません。それでもいいのです」

ネオンアーティストのカレン・チャンさん。香港の工房で(2021年11月24日撮影)。(c)Peter PARKS / AFP

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